2012/02/21

Victor SP-FSMD10をマジメに聴いてみた。

ヤフオクでゲットしたものの、第一印象が悪くてそのままお蔵入りとなっていたVictor SP-FSMD10。

仮置き状態で判断してしまったことを後悔して、再度聞きなおして見ることにしました。


まずは、いつものようにデスクの上に設置。
1辺が90cmの正三角形の各頂点に左右のスピーカーと私が位置します。(狭いですね…)
スピーカーと背後の壁までは2cm程度。これぐらい壁に近づけると、小音量でもなんとなくバスレフ効果を感じることができます。

そして、いつものようにインシュレーターという名のゴム脚を付けます。
ホームセンターで入手した硬いゴム製の脚です。家電の下に付いているような。
本来の用途は自動車のボンネットやトランクのゴムブッシュらしいですが…。


インシュレーターといえば、硬くて重いものが主流だと思いますが、スピーカー自体の重さが軽く、かつ小音量で聴くことから、スピーカーの振動を床に伝えないというよりは、私の貧乏揺すりでスピーカーがガタつかないことが目的です(笑
また、インシュレーターは前に2つ、後ろに1つの3点支持とし、前の2つを大きく(高く)することで角度をつけています。
デスクの上にそのまま設置してしまうと、デスクの前に座っている私がスピーカーを見下ろすような位置関係になってしまうので、なるべくスピーカーが上を向くようにするための工夫です。

これで過去のメインスピーカー(Victor SP-FS1、marantz LS-5A他)と同じ条件になりました。
アンプは、もちろんLuxman LXA-OT1。ソースはiPhoneの圧縮音源とネットラジオです。


さて、結果は…

仮置き状態の時よりはずっとよいです。
あの時は、床の上にポンと置いて、かなり上から目線状態で聞きましたからね。

FS1よりも解像度が高いです。というより、FS-1の解像度が低いんだと気づかせられた感じです。
FSMD10は、中域から高域にかけての音域がクッキリ、ハッキリ。スピードで言うと速いです。
ただ、それが目立つので、ドンシャリな部分が引っ込んでしまいます。
仮置きの時に思った「安っぽい」という印象は、バスレフ効果もなく、この中高域だけが耳についたためにラジオを聞いているような「安っぽい」音という印象だったのではないかと思います。

メタル製のセンターキャップの効果なのでしょうか?こんなに差が出るものなのでしょうか…。
アルミかと思わせるゴツいフレームは実はプレスの鉄板ですし、コーンがなにやら輝いてますがこれはFS1と同じポリプロピレン製?コーンに着色しただけと予想したいましたが…。

では、FS1よりFSMD10の方がよいのかと問われると、私はFS1を選択します。
(それよりよいのがFS1000だと思っていますが、天井近くにマウントしてしまったので比較できず)
解像度の低さに気づいてしまいましたが、もともとフルレンジですし、FS1の中域に不満はありませんでした。
それより、小型なのにズーンとくるベース音、シャリーンと余韻の残るシンバルやハイハットが魅力だったので、それらが引っ込んでしまうFSMD10が好きになれないのです。

惜しいですね。難しいですね。ふたつを足して2で割りたい気分ですね。

ユニット入れ替えてみようかしら!


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