2012/01/28

iTunes電子書籍、私のステマ対策

デジタルマガジンさんがやってくれました。

iPhoneアプリの電子書籍はサクラレビューによるステルスマーケティングだらけ

ずっと気になっていたのです。
iTunesのカスタマーレビューにおける不当な評価。

ひとつは、自社のアプリの評価を不当に釣り上げること。
もうひとつは、他者のアプリの評価を不当に引き下げること。

今回デジマガさんが指摘してくれたのは前者。

後者に関しては、以前、某有名サイトが開発したゲームに対して「スパイウェアである」という評価がされていました。
レビューを書いた本人を小一時間問い詰めたいのは山々ですが、たとえアプリの開発者であっても発信者を特定して連絡することはできないそうです。

私は、いちユーザーとしてだんだんアップルに腹が立ってきました。
カスタマーセンターに抗議の質問をしました。

スパイウェアだとあるが事実なのか?
事実であるのであれば即刻アプリの販売を中止すべき。
事実でないのであれば即刻レビューを削除すべき。
アプリの審査、販売をするものとしてちゃんと責任を取れと。
また消費者庁に怒られちゃうぞと。

ま、無難な回答しかいただけませんでしたが。。

担当部門にて削除の必要があると思われるコメントに関しましては対処をさせて頂きます。
お客様が、特定のアプリケーションに関しましてご質問等あるようでございましたら、アプリケーションの販売元まで御問い合わせ頂きます様お願い申し上げます。

スパイウェアですか~?って訊かないっつーの!

さて、今回のステマですが、恥ずかしながら私、ちょっと速読でもやってみようかと思いまして…(^^; 85円だし。
マーフィーも…。


で、いつもの行動に出るわけです。
Amazonのレビューの確認です。





もちろんAmazonのレビューなら正しいというわけではありません。
こちらも相当怪しいとは思います。
ただ、iTunesの電子書籍のレビューがいびつなのには、今回のステマ以外にもいくつか原因があると私は思っています。

  • 電子書籍の供給不足
iPhoneで本が読みたいのになかなか電子化されない。だから電子化されたものは電子化されたというだけで評価が上がる。
さらに、供給が少ないので同一分野の書籍間で競争がない。競馬でいうところの一本かぶりです。
iTunesで検索すると速読について書かれていると思われる書籍は3冊しかありません。Amazonで検索すると1300冊以上出てきます。

  • 値引きに対する評価
書籍の内容ではなく、値引きに対する評価です。
リアルな書籍では原則値引きはありませんから、92%OFFなんて素晴らしい!という評価は成り立ちません。
内容ではなく値引きという行為が評価を上げる、ランキングを上げるという可能性もあるということです。

今回は、デジマガさんの指摘を知る前にAmazonの評価を見て、私は購入を見送りました。
安いけれども、速読ができない私が何時間もかけて読む価値のある本ではないであろう、というあくまでも私個人の判断です。
(しかし、Amazonでも五つ星を付けている人はいるのですよ…)

実は私のiPhoneには、安いからという理由で拾ってみたものの、結局つまらなくて数ページしか読んでないという本がかなりあります。
皆さんも、購入前に一度Amazonでの確認をお勧めします。

誰かこの比較、確認が簡単にできる方法があったら教えてください。
タイトルや著者をコピペしてAmazonで検索。意外と面倒なんですよね。
タイトルが変わっていたり、出版社じゃなくてアプリ開発者名義になってたり…。

これを機に、iTunesのレビューが少しでも役立つものとなるといいですね。

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